朝いちばんのコーヒーの香りが大好きだったうさこです。
お湯を沸かして自分でポコポコ入れるのも、最近はやりのカプセルコーヒーも、香りを楽しんで苦みとまろやかな甘さを堪能して・・
紅茶も好きでした。きれいな飴色のアッサムにミルクを入れて飲むのが午後の楽しみでした。
でも!やめたんですよねー。
その理由と経緯と結果どうなったか、を紹介します。
1、そもそもカフェインって・・
1-1. 含有量
私たちが日常口にする飲み物や食べ物にどのくらい含まれているのでしょうか。
※全て100mg中の数字です。
・粉から抽出したコーヒー:60mg
・インスタントコーヒー :57mg
・紅茶 :30mg
・緑茶 :20mg
・ほうじ茶 :20mg
・ウーロン茶 :20mg
・エナジードリンク :32mg-300mg(種類によって差がある)
・ハイカカオチョコレート:84mg(板チョコ1枚はだいたい50g)
・ミルクチョコレート :24mg
ウーロン茶やほうじ茶はノンカフェインと思っていたのですが、少ないけれどもカフェインが入っているのですね。
エナジードリンクは疲れやだるさを吹っ飛ばしたい時に飲むのでカフェインは必須ですが、銘柄によってこんなに違いがあるとは・・買う時に含有量を見てから買いたいですね。
ハイカカオ(カカオ70%とかの)とミルクのチョコレートにこんなに差があるのはちょっと驚きました。
1-2. 摂取量
私たちは日常的にどのくらいのカフェインを摂っているのでしょうか。
例えばうさこの普段の一日を振り返ってみると、
朝ご飯の時に①マグカップ(容量270ml)でコーヒーを2杯飲んでスッキリ朝の目覚めを楽しみ、昼ご飯の時に②ほうじ茶ペットボトル1本買って午後までだらだらと飲みました。
そして午後、疲れたなーという時に香り高い③紅茶を2杯飲み、甘い物が欲しくて
④ビタチョコレートを一枚の半分食べ、夜は晩御飯の後たっぷりの湯のみ茶碗で⑤日本茶を2杯飲みました。
①150g ②60g ③120g ④42g ⑤80g
この日の合計452gです。
1-3.身体への影響
身体に良いのか悪いのか・・身体への影響にはどんなものがどのくらいあるのでしょうか。
カフェインの1日の摂取量は400mgまで、一度に摂る量は200gまでというのが一般的な見解のようです。(欧州食品安全機関 EFSA)
そしてその影響としては、まず皆さんご存じの「眠気覚まし」「疲労回復」「リフレッシュ」があります。
あー疲れたなーという時にちょっと手間を掛けて入れた一杯、運転中にうとうとしてしまいそうな時に車を止めて飲む缶コーヒー、朝目覚めの一杯の香りもたまらなく魅力的ですね。その他に、鎮痛効果もあるそうです。
調べてみると、カフェインの適量な摂取は、身体と精神のどちらにも良い効果があると言われているようです。認知症予防、メタボ予防にいいと言われたのも記憶に新しいですね。そしてカフェインの適量摂取は、一時的ですが記憶力や論理的思考力を向上させることも分かっています。
もしかしたらカフェイン摂取っていいことずくめですかね。
2、大好きだったコーヒーを止めた
2-1. カフェインを止めようと思ったきっかけ
普段から疲れやすいのが悩みでした。朝起きて元気いっぱいでもそれが昼までもたない。10時過ぎると頭がボーっとしてきて肩が凝ったり目が疲れたり・・そこでコーヒーを飲むと一瞬シャキッと頭が冴えて、何とか午前を乗り切っていました。
午後になるとさらに疲れが溜まってきて、2時、4時と何度もコーヒーを入れて気分転換し、”コーヒー飲んだから回復した”ような錯覚(今思えば)に陥って夕方まで頑張って仕事や家事をしていました。疲れを感じると飲む、というサイクルです。
でもそのうち気が付いたのは、コーヒーを飲んで元気になっても、以前に比べてその元気がだんだん続かなくなってきていること、そしてコーヒーの効果が切れた時に、前にもまして泥のような疲れを感じることでした。
そんな時、勝間和代さんのYOUTUBEで「カフェインレス生活のすすめ」というのを観ました。勝間さんは、カフェインフリー、アルコールフリー、シュガーフリーの生活を送っていらっしゃるそうです。
これはやってみてもいいかも・・・とふと思った、それがきっかけです。
2-2. 実際に止めてみた
コロナで仕事がストップし、人と会食をすることもなくなった2020年6月頃、
まず朝のコーヒーを止めてみました。いつもあの香りを楽しむのが朝の至福のひと時だったので、何だか物足りない気がしたのですが、がまんがまん・・
昼ご飯の後のコーヒーも、ハーブティーにしてみました。
日本茶も紅茶も飲まず、チョコレートも和菓子にしてカフェインをシャットダウン。
ぐったり疲れるのでは、と思っていたけれどそんなに変わりはなかったです。
そして夜もお茶を飲まず、この日はカフェイン断ち成功!
翌朝も朝のコーヒーをスキップしてみたところ、何だかジワジワと頭痛がしてきました。こめかみに鉄分が入ったようなイヤーな感じです。Netfrixで映画を観て気を紛らわして午前をやり過ごしたあたりで頭痛はいよいよ激しくなり、吐き気もしてきました。
午後はベッドにもぐって本を読んだりスマホで動画を見たり、時々うつらうつらしながら夕方になりました。
夕食は食欲がなくほどんど食べられませんでした。その頃から鉛のような頭痛と首の張りと吐き気があったのですが、鎮痛剤にもカフェインが入っているという情報があったので薬は飲まずになるべく気を紛らわして過ごしていました。夜は温かいお湯に浸かって何とか歯磨きをしてまたベッドへ。少しでも楽になるかな、と冷えピタを額に貼ったり氷水で冷やしたタオルを首や顔に当てたりしていました。温めるといいのか冷やすといいのかわからないまま、温めたり冷やしたり・・でもそんな四苦八苦で疲れたのか、夜中はぐっすり眠れました。
こういう日が3日続いて、もう鎮痛剤飲もうかなぁと思った頃、3日目の後半には少しずつ頭痛が軽くなってきて、4日目の朝起きた時は頭痛の後のドーンという重い感じが頭に残っていましたが、あのイヤーな頭痛はすっかり消えていました。
2-3. カフェインを止めて起こった変化3つ
あれから約半年、すっかりカフェインとさよならして今はどうかというと、
一つ目:体調が平準化された。
疲れる→カフェインを摂る→元気になる→カフェインが切れてもっと疲れる→カフェインを摂る・・というサイクルがなくなり、いつも同じ状態でいられます。もちろん朝は元気でも午後になるとだんだん疲れが溜まってきます。でもそれが自然な感じで、カフェインですごくシャキッとすることもないけれど、カフェインが切れてぐったり疲れることもなくなりました。これが意外と楽で、もしかしたらあの「上がったり下がったり」の繰り返しが身体にも気持ちにも負担だったのかもしれないと思います。
二つ目:夜の寝つきがよくなった。
カフェインの体内残留時間には諸説ありますが、以前TED TALKで「カフェイン摂取後10時間経っても半分は体内に残って作用を及ぼしている」というのを見たことがあります。実際のところは分かりませんが、一般的に思われているよりも長い時間体内に残っているのではないか、という実感はうさこも何度かありました。
三つ目:気持ちが軽くなった。
多分私はカフェイン依存症だったのでしょう。そしてそれを自分でも薄々感じていたのだと思います。
依存症というのは、それがあって初めて普通の状態でいられるということですから、それがないと普通未満になってしまうんですね。何かに依存していない状態というのは気分的にとても爽やかです。これは予想していなかった意外な変化でした。
2-4. 今は何を飲んでいるのか
1)カフェインレスコーヒ(カフェイン97%カット)
2)ルイボスティー+レモン果汁(美味しい!)
3)ハーブティー(ハイビスカス、ローズヒップはじめ、たくさん種類があって目移りします。)
4)麦茶、爽健美茶
5)炭酸水+好みの果汁
などなど、飲むものに困ってはいません。
ただ!外のお店で飲むときはちょと注意が必要です。
スタバやタリーズなどではカフェインレス飲料もいろいろそろっており、なんなら「このコーヒーをカフェインレスで」と注文できるところもありました。
が、昔からの喫茶店などでは注文に困ることがあります。
うさこは鎌倉駅近くの老舗の喫茶店で、コーヒーと紅茶と甘いジュースしかメニューになかったので、仕方なく緑色のメロンソーダを頼んだことがあります。
外でお茶を飲むときは事前にちょっとメニューを確認した方がいいですね。
3、まとめ
以前から何となく気になっていたカフェインに支配されているような感じ。
カフェインレス生活を始めて本当によかったと思います。イヤーな頭痛を経て手に入れた穏やかな日常ですから、もう手放したくありません。何にも依存していないという自信と爽やかな毎日です。
カフェイン依存症かも、と思ってこのページに来てくださった方は、一度試してみてはいかがでしょうか。ただカフェインが抜けるまでの頭痛は結構酷かったので、大切な仕事や約束がない日を数日確保してから始めるのがいいと思います。
そして文中で「鎮痛剤にもカフェインが入っている」と書きましたが、カフェインが含まれていない鎮痛剤もあるそうですので、薬局で聞いてみてください。
ではではー